■ リュキュウチク ■

■ 科 名 ■
イネ科
■ 学 名 ■
Pleioblastus linearis Nakai
■ 方 言 名 ■
ヤンバルダキ、ヤマダキ
■ 分 布 ■
琉球列島固有。奄美、徳之島、沖永良部、与論、沖縄(北部、中部の古生層地帯)、伊平屋列島、久米島、粟国島、慶良間、石垣、西表、与那国に産する。
■ 形 態 ■
低木。幹は山地や谷間の肥沃地では叢生することが多いが,痩せ地では散生する。桿の高さは1~3m、 形~2cm、節間は長さ15~16cm,葉は線条の被針形で先は尖り、枝のさきに4~9枚つく。
■ 材質・用途 ■
若い桿は粘りがあって老桿は剛堅である。桿は建築補助材建築用、垣根,編み物、農業資材として用いられる。枝葉は屋根葺きに使われた。
■ 備 考 ■
古くから生活と密着し、利用されてきたが、山地では繁殖が旺盛なため、造林木の生長を阻害することがある。
■ 出 展 ■
琉球列島有用植物誌

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