■ ヒカゲヘゴ(モリヘゴ) ■

■ 科 名 ■
ヘゴ科
■ 学 名 ■
Cyathea lepifera Copel.
■ 方 言 名 ■
ヒーグ、ヤマヒーグ、ヒグ
■ 分 布 ■
台湾、フィリッピン。沖縄(北部),久米島、石垣・西表島、与那国の森林地帯の谷間の湿沃地に産する。
■ 形 態 ■
高さ10mに達する木生シダで、茎は不定根で密に覆われる。気根は年とともに幹を巻き、太さ1mに達する。葉柄は太く,黄緑色を帯びた銀白色の鱗毛を密生する。葉痕は逆さハ状にあらわれる。
■ 材質・用途 ■
材は非常に硬く、門柱、額縁、漆器、植木鉢、ラン類の栽培に用いられる。木は観賞用として庭園樹に適する。新芽、若葉は食用となる。
■ 備 考 ■
群落をなすことがある。近縁種のヘゴは材の用途は同じであるがヒカゲヘゴと違い食用にはならない。
■ 出 展 ■
琉球列島有用植物誌

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