■ フカノキ ■
- ■ 科 名 ■
- ウコギ科
- ■ 学 名 ■
- Schefflera octophylla Harms
- ■ 方 言 名 ■
- アサグラー、トゥージンキ
- ■ 分 布 ■
- 九州南部、台湾、南中国、インドシナ,フィリッピン
各地の低地~山地に自生する。
- ■ 形 態 ■
- 中高木。樹皮は紫色を帯びた黒灰色。葉は長柄を有する掌状複葉、小葉は6~8個、楕円形、長さは15~20cm。花は緑白色、4~5mmで9~11月に咲く。実は球形で径3~4mm、3~5月に黒褐色に熟する。
- ■ 材質・用途 ■
- 辺材、心材ともに灰色を帯びた白色~黄灰色。材はやや軽軟であるが反りが少なく,工作は容易である。器具材、下駄材にする。
ヒラタケ、キクラゲの榾木に適する。
- ■ 備 考 ■
- 台湾では庭園樹に用いられている。
- ■ 出 展 ■
- 琉球列島有用植物誌