■ ウラジロエノキ ■
- ■ 科 名 ■
- トウダイグサ科
- ■ 学 名 ■
- Trema orientalis Bl.
- ■ 方 言 名 ■
- フンギ
- ■ 分 布 ■
- 屋久島、種子島以南、台湾、熱帯アジア、ポリネシア。沖縄では沖縄本島、大東、石垣、西表、与那国に分布。山地の肥沃地に多い。特に開墾跡や伐採跡地に出現するが、瘦悪地では成長は不良。
- ■ 形 態 ■
- 常緑の中高木。樹皮は灰白色でやや平滑。葉は卵状長楕円形で、先が尖る。葉の表面は剛毛を、裏面は絹状伏毛を密生して白色を呈する。6月頃花が咲く。
- ■ 材質・用途 ■
- 材は下駄材としてキリに次ぎ、器具材、建築材、薪炭材などに供する。樹皮は製紙原料となる。
- ■ 備 考 ■
- 同属にコバフンギがあるが、利用価値は少ない。
- ■ 出 展 ■
- 琉球列島有用植物誌